またワクワクする本に出会いました。
著者の成瀬雅春さんのお名前は聞いた事はあったのですが、どんな方か知らず…
「確か、宙を浮く人だったかな?」くらいの記憶でした。

本の表紙が成瀬さんが瞑想している姿です。
本の中にも実際のヒマラヤの写真が沢山出てくるので、

読んでいて「成瀬さんの自伝なんだ!すごい!本当にこんな世界があるんだ!この方はきっと前世でもヨーガやってたんだろうな…すごい才能!!」と、
実話と思って読み進めるからこその興奮がありました。
半分くらい読み進めた後、この成瀬さんに興味が湧き過ぎて、ネットで「東京でヨーガを教えてらっしゃるなら、受けに行きたい!」と思って調べました。
東京は五反田にヨーガ教室があるのですが、それで初めて気がついたのです…。
あれ?この本、そういえば主人公の名前が成瀬さんじゃない…。フィクション…?
「成瀬さんにインタビューをした方が成瀬さんの自伝を書いている本」と私は完全に誤解をして読み進めていました。

だって、こんなにご本人の写真が挿絵に沢山あればそう勘違いしそうじゃないですか…(^o^;)?
実は…この事に気がついてから、自分の事をフィクションみたいに書いて、しかもヨーガ行者としてのスーパー選ばれし者としてる書かれてると受け取れるので…(本当の事は分かりませんが…。)何だか読みにくくなってきました。

とはいっても、主人公の師匠は180才という設定で、テーマでもある「エイジレス」若さについての記述も多く、また私が密かに夢見ていた「マハーサマディ」について詳しく書かれていたり(憧れはあっても詳しくはマハーサマディの事は知りませんでした)、
他のヨーガのテクニックを習得するにあたっての得れるまでの過程やコツやポイントがふんだんに書かれていて、内容が面白過ぎて、その疑問も徐々に気にならなくなる程でした。
ヨーガのテクニックを習得するのに不可欠な『必要性』
ヨーガのテクニックが必要性から生まれたものだという事が、私には目から鱗でした。

なのでヒマラヤに住む180才の主人公の師匠は、交通機関が発達していてエアコンもあり快適な温度で過ごせる日本で「日本でも修行に励みます」と言う主人公に向けて言います。
「そうか、そんな厳しい環境の日本で修行するのは大変だなぁ」と。
ヨーガを習得するには、絶対的な信頼と必要性が不可欠と知って、と〜っても腑に落ちました。
そしてこれは、ヨーガに限ってだけじゃなく、人生で得たいもの全てにおいて同じだな、と思ったのです。
欲しいモノがあっても、何らかの理由や必要性がなければ人は手に入れません。
痩せたいけど、痩せる必要性がなければ人は「痩せたい」という願望をもつだけで終わります。
お金が欲しいと思っても、本当の必要性がない人は、欲しいな思うだけの現状です。
求めたものに本当の必要性と得れるという確信があるものは得ています。
そう思うと、逆説的に言えば、私達の今全て必要なものは手に入れてるとも言えるんじゃないでしょうか。
自分が求めているものが、本当にに「必要」なのか?を見極める事が、必要じゃないと明らかになるか、そのものを得る事になるか、のどちらかになると思いました。
自分を知る事が、得る事でもあるんですね。
この本の中には引用したい文脈が沢山あったのですが、強いて1つだけと言われれば、この一文でした。

最近、ハマっているコネクション プラクティスというワークの中でも同じ事を言っています。
「空の稲妻を指差すかわりに、自分の心の中の嵐を静めなさい」
世界が平和になる事は、外の世界に働きかける事よりもまず、自分を知り尽くす事だと強く思っています。
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